翡翠の思い出は桂花に沈む

昔々、とある国のとある山に、人間の精気を食べて暮らす夢魔の兄弟が住んでいました。

要領の良い弟と、悪い兄。手際の差はあるけれども、ふたりは仲良く暮らしていました。そんなある時の話。