今は昔。とある小さな村に、錬金術師とその弟子が住んでいました。
毎日畑の世話と研究をして穏やかに過ごしていたふたり。
この生活は、いつまでも続くと思っていた。
第一章 夕暮れの村で
第二章 夜が明けて更けるまで
第三章 調香師
第四章 香を焚く
第五章 ミモザの砂糖漬け
第六章 平凡な一日
第七章 婚姻の話
第八章 娘の求婚
第九章 魔女の呪い
第十章 魔女裁判
第十一章 天の使い
第十二章 ひとりになって